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流動性の罠とは

流動性の罠の定義。この記事では、金利といえば名目金利のことを指すものとします。

金利の非負制約

もし仮に金利がマイナスになると、おカネを貸した上に利子を借り手に支払う(=マイナスの利息を受け取る)ことになります。一方、おカネを保有することは、ゼロの利息を受け取っているのと同じです。そうなると、おカネを貸すよりも単に保有するほうが合理的です。つまり、マイナスの金利でおカネを貸す人はいないということです。

したがって、金利がゼロを下回ることはありません。これを金利の非負制約といいます。

流動性の罠

景気が後退しているとき、中央銀行は金融緩和政策を行います。資金供給量を増やして金融市場の金利を下げるよう働きかけることで、景気を刺激します。

中央銀行から資金供給を受けた金融機関は、余った資金を金融市場に回して運用します。これが金融市場における金利の低下をもたらします。政策金利に連動して、銀行の貸出金利や企業が発行する社債の金利が下がります。すると、設備投資を行いたい企業や住宅を購入したい個人などによる借入が促進され、支出が増加します。

ところが、金融市場の金利がすでにゼロのとき、金利の非負制約により、それ以上は金利を下げられません。中央銀行によって資金が供給されても、銀行や企業や個人に貯蔵されてしまい、資金が金融市場に回らず金利が下がりません。したがって、企業や個人による借入が促進されず、支出は増えません。

このように、金利の非負制約のせいで金融緩和政策が効力を失う状況のことを、流動性の罠といいます。

参考文献

  • ポール・クルーグマン、ロビン・ウェルス『クルーグマン マクロ経済学』(東洋経済新報社)

【theme : 経済
【genre : 政治・経済

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