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福島の原発事故に関するIAEAの状況説明(2011年4月21日16時25分)の翻訳

福島の原発事故に関するIAEAの状況説明(4月21日16時25分)を日本語に翻訳してみた。

誤訳は大目に見てください。

和訳

福島原発事故に関するIAEAの状況説明(2011年4月21日、協定世界時16時25分)

(注意: 何らかの重大な進展がなければ、さらなる書面による状況説明は4月26日火曜日まで発行されないでしょう)

1. 現在の状況

全体的に、福島第一プラントの状況は非常に深刻なままですが、電力や計器などのいくつかの機能において復旧の初期徴候があります。

4月21日11:00(日本の現地時間)に行われた記者会見では、官房長官(枝野氏)は、福島第一原子力発電所の周りの一時的な立ち入りに関する基本方針のみならず、立入禁止区域の設置を発表しました。2011年4月22日真夜中(日本の現地時間)の時点で、福島第一原子力発電所の20キロメートル圏内が立入禁止区域として発表されました。

また、官房長官(枝野氏)は福島第二原子力発電所の周りの避難地区の再指定を発表しました。「第二発電所の周りの避難地区の大きさは、10キロメートルから8キロメートルに縮小されるでしょう」、そして「福島第二原子力発電所の事件に基づいて避難する命令が、第二発電所の周りでは、8キロメートル以遠の区域から除外されるでしょう」と、彼は発表しました。

福島第一原子力発電所の状態の変化

IAEAは、さまざまな公式の日本の情報源から、所轄官庁(原子力安全・保安院)を通じて、最新情報を受けます。追加の詳細は、IECの状態概要の中で、2011年4月21日7時0分(協定世界時)までに受け取った情報が提供されます。

現場の汚染水の管理

2号機の電源ケーブルトレンチへの約17,000リットルの凝固剤(液体ガラス)の注入が4月18日に実施され、約7,000リットルの液体ガラスの注入が4月19日に実施されました。2号機タービン建屋から放射性廃棄物処理施設への滞留水の移送は4月19日に始まりました。

4月19日に6号機のタービン建屋地下の滞留水(約100立方メートル)を復水器に移送しました。

プラントの状態

複数の送電線を設置することによって1~2号機と3~4号機の間の電力システムを強化する作業は4月19日に終了しました。

白い「煙」は、2号機、3号機、および4号機から放出され続けています。

1号機では、外部電源と仮設電動ポンプを使用して給水配管を通して計器に示された6立方メートル毎時の流量で原子炉圧力容器に真水が継続的に注入されています。

2号機と3号機では、外部電源と仮設電動ポンプを使用して消火配管を通して、計器に示された7立方メートル毎時の流量で真水が継続的に原子炉圧力容器に注入されています。

4号機では、コンクリートポンプ車を使用して、4月19日に使用済み核燃料プールに40トンの真水が撒かれました。

窒素ガスが、格納容器の中で水素の燃焼の可能性を減少させるために 1号機の格納容器に注入されています。格納容器の圧力は安定しています。原子炉圧力容器の圧力は増えています。

1号機の原子炉圧力容器の温度は冷温停止の条件より上のままです。原子炉圧力容器の給水ノズルの計器に示された温度は154℃であり、原子炉圧力容器の下部の温度は113℃です。

2号機の原子炉圧力容器の温度は冷温停止の条件より上のままです。原子炉圧力容器の給水ノズルの計器に示された温度は135℃です。原子炉圧力容器とドライウェルは大気圧のままです。使用済み核燃料プールの冷却ラインを通じて、使用済み核燃料プールへの真水の注入(約47トン)が4月19日に行われました。

3号機の原子炉圧力容器の下部の温度は冷温停止の条件より上のままです。原子炉圧力容器の給水ノズルの計器に示された温度は100℃であり、原子炉圧力容器の下部の温度は108℃です。原子炉圧力容器とドライウェルは大気圧のままです。

6号機あるいは共通の使用済み核燃料貯蔵施設における状態の変化は全くありませんでした。

2. 放射線モニタリング

4月20日、1平方メートルあたり2.4~80ベクレルの範囲で、I-131の堆積が8つの県で検出されました。Cs-137の堆積は7つの県で検出され、報告された値は1平方メートルあたり2.6~87ベクレルの範囲でした。

ガンマ線の線量率はすべての47都道府県で毎日測定されます。4月20日、福島に関しては、1.9マイクロシーベルト毎時のガンマ線の線量率が報告されました。茨城県に関しては、0.12マイクロシーベルト毎時のガンマ線の線量率が報告されました。他のすべての都道府県で、報告されたガンマ線の線量率は0.1マイクロシーベルト毎時以下でした。

また、線量率は、福島県の東部、福島第一と30キロメートル以上の距離について特別に報告されます。4月19日、この領域の値は0.1~22マイクロシーベルト毎時の範囲でした。

地元大学と提携して、日本の文部科学省(MEXT)は追加の監視計画を立ち上げました。4月20日、ガンマ線の線量率の測定値は40県の54都市について報告されました。福島市では、0.42マイクロシーベルト毎時の値が報告されました。9つの都市に関しては、0.13~0.17マイクロシーベルト毎時のガンマ線の線量率が報告されました。他のすべての都市については、報告されたガンマ線の線量率は0.1マイクロシーベルト毎時以下でした。

飲料水の中に、I-131あるいはCs-137が検出可能ですが、1リットルあたり1べクレル以下のレベルであり、いくつかの県だけにおいてです。4月20日時点で、I-131(100Bq/l)に関連する幼児のため飲料水の1つの制限が福島県の1つの村の小規模な水道(訳注:簡易水道事業?)において設定されています。

4月20日に日本の厚生労働省によって報告された食物の監視データは、合計103個のサンプルを含んでいました。4月3日、14日、15日、18日、19日、20日に9つの県(千葉、福島、群馬、茨城、神奈川、新潟、栃木、東京、および山形)からこれらのサンプルを採取しました。

様々な野菜、シイタケ、果物(いちご)、魚、魚介類、および原乳の99個のサンプルについての分析結果は、I-131、Cs-134、およびCs-137が検出されなかったか、または日本政府によって設定された規制値以下のレベルであることを示唆しました。4月18日に福島県から採取された葉菜類(せり、小松菜、信夫冬菜、およびホウレンソウ)の4個のサンプルは、放射性セシウムについて日本政府によって設定された規制値を超えるレベルでした。

4月20日に、福島県の沿岸水域からの特定の海水魚(イカナゴ)の稚魚の出荷と摂取に関して制限が課されました。以前に報告されたように、イカナゴはI-131、Cs-134またはCs-137のレベルで日本政府によって設定された規制値を超えることが見つかった唯一の魚介類です。

3. 海洋モニタリング

東京電力の監視計画

東京電力は多くの沿岸および沖の監視位置で海水(表面サンプリング)のための計画を実施しています。原子力安全・保安院からの指示に従って、4月16日、東京電力は、海のサンプル採取場所の数を10個から16個へ増やすと発表しました。さらなる4地点は海岸から3キロメートルのところに追加され、2地点は海岸から8キロメートルのところに追加されるでしょう。新しいサンプル採取場所が以下の地図上に示されます。(地図1を見てください。新しい場所は緑色の丸印で示されます)

数日間、2個のサンプルが、同じサンプル採取場所で数時間おきに集められ、別々に分析されました。

4月3日まで、サンプル採取場所TEPCO 1~4で放射能の一般的な減少傾向が観測されました。4月4日の汚染水の放出の後に、放射能の一時的な増加が報告されました。4月5日以来、すべてのサンプル採取場所(TEPCO)に関する海水における放射性核種の濃度における一般的な減少傾向が観測されています。

4月21日、サンプル採取場所(TEPCO)に関する新しいデータが報告されました。

TEPCO 1~4 (サンプル採取は4月19日)について、I-131とCs-137の両方についての値は1リットルあたり0.5キロベクレル以下でした。TEPCO 5~10 (サンプル採取は4月18日)について、I-131とCs-137の両方についての値は1リットルあたり0.3キロベクレル以下でした。

沖合3キロメートルと沖合8キロメートル(地図1の緑色の丸印;サンプル採取は4月18日)の6つの新しい監視場所において、I-131とCs-137は2つの沖合3キロメートルの監視場所で検出されませんでした。他のすべての監視場所において、I-131のレベルは1リットルあたり0.3キロベクレル以下で、Cs-137のレベルは1リットルあたり0.4キロベクレル以下でした。

地図1: 海水サンプル採取位置(TEPCO):

(画像省略)

文部科学省の沖合監視計画

4月21日、MEXT 2、4、6、8、10およびB (地図2に示されている沖合海水サンプル採取位置)について新しい意データが報告されました(サンプル採取は4月19日)。I-131はMEXT 6だけに検出され、そのレベルは1リットルあたり20ベクレル以下でした。Cs-137はMEXT 6とMEXT 8において、1リットルあたり30ベクレル以下のレベルで検出されました。

地図2: 海水サンプル採取位置(MEXT):

(画像省略)

4. IAEAの活動

以前の状況説明で言及された国々に加えて、グルジアとアイスランドが監視データを提供しました。

4月18日、IAEAの監視チームは放射能を監視する活動を終えました。そして、チームは4月20日にウィーンへ戻りました。

原文

IAEA Briefing on Fukushima Nuclear Accident (21 April 2011, 16:25 UTC)

(Note: Unless there are significant developments, no further written brief will be issued until Tuesday 26 April.)

1. Current Situation

Overall, the situation at the Fukushima Daiichi nuclear power plant remains very serious, but there are signs of recovery in some functions, such as electrical power and instrumentation.

At a press conference held at 11:00 (Japan local time) on 21 April, the chief cabinet secretary, Mr. Edano, announced the establishment of a no entry zone around Fukushima Daiichi nuclear power plant, as well as basic policies concerning temporary re-entry. As of midnight (Japan local time) on 22 April 2011, the area within 20 km of Fukushima Daiichi nuclear power plant is announced as a no entry zone.

Chief cabinet secretary, Mr. Edano, also announced a re-designation of the evacuation zone around Fukushima Daini nuclear power plant. He announced that "the size of the evacuation zone around the station would be reduced from 10 km to 8 km," and that "the order to evacuate based on the incident at Fukushima Daini nuclear power station would be lifted from areas farther than 8 km around the station."

Changes to Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Status

The IAEA receives information from a variety of official Japanese sources through the Japanese national competent authority, the Nuclear and Industrial Safety Agency. Additional detail is provided in the IAEA Incident and Emergency Centre (IEC) status summary with information received by 07:00 UTC on 21 April 2011.

Management of On-site Contaminated Water

Injection of approximately 17 000 L of coagulant (liquid glass) to the power cable trench of Unit 2 was carried out on 18 April and injection of approximately 7 000 L of liquid glass on 19 April. The transfer of stagnant water from the Unit 2 turbine building to radioactive waste treatment facilities commenced on 19 April.

The stagnant water (around 100 m3) in the basement of the turbine building of Unit 6 was transferred to the condenser on 19 April.

Plant status

Work to strengthen the electrical power system between Units 1 - 2 and Units 3 - 4 by establishing multiple power lines was completed on 19 April.

White "smoke" continues to be emitted from Units 2, 3 and 4..

In Unit 1 fresh water is being continuously injected into the reactor pressure vessel through the feedwater line at an indicated flow rate of 6 m3/h using a temporary electric pump with off-site power.

In Unit 2 and Unit 3 fresh water is being continuously injected into the reactor pressure vessel through the fire extinguisher line at an indicated rate of 7 m3/h using temporary electric pumps with off-site power.

In Unit 4 40 tonnes of fresh water was sprayed over the spent fuel pool on 19 April using a concrete pump truck.

Nitrogen gas is being injected into the containment vessel in Unit 1 to reduce the possibility of hydrogen combustion in the containment vessel. The pressure in the containment vessel has stabilized. The pressure in the reactor pressure vessel is increasing.

The reactor pressure vessel temperatures in Unit 1 remain above cold shutdown conditions. The indicated temperature at the feedwater nozzle of the reactor pressure vessel is 154 °C and at the bottom of reactor pressure vessel is 113 °C.

The reactor pressure vessel temperatures in Unit 2 remain above cold shutdown conditions. The indicated temperature at the feed water nozzle of the reactor pressure vessel is 135 °C. The reactor pressure vessel and the dry well remain at atmospheric pressure. Fresh water injection (approximately 47 tonnes) to the spent fuel pool via the spent fuel pool cooling line was carried out on 19 April.

The temperature at the bottom of the reactor pressure vessel in Unit 3 remains above cold shutdown conditions. The indicated temperature at the feed water nozzle of the reactor pressure vessel is 100 °C and at the bottom of the reactor pressure vessel is 108 °C. The reactor pressure vessel and the dry well remain at atmospheric pressure.

There has been no change in the status in Unit 6 or in the common spent fuel storage facility.

2. Radiation Monitoring

On 20 April, deposition of I-131 was detected in 8 prefectures, ranging from 2.4 to 80 Bq/m2. Deposition of Cs-137 was detected in seven prefectures, the values reported ranging from 2.6 to 87 Bq/m2.

Gamma dose rates are measured daily in all 47 prefectures. For Fukushima on 20 April a gamma dose rate of 1.9μSv/h was reported, and for Ibaraki prefecture a gamma dose rate of 0.12μSv/h was reported. In all other prefectures, reported gamma dose rates were below 0.1μSv/h.

Dose rates are also reported specifically for the eastern part of Fukushima prefecture, for distances beyond 30 km from Fukushima Daiichi. On 19 April the values in this area ranged from 0.1 to 22μSv/h.

In cooperation with local universities, the Japanese Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) has set up an additional monitoring programme. For 20 April, measurements of gamma dose rates were reported for 54 cities in 40 prefectures. In Fukushima City a value of 0.42μSv/h was reported. For nine cities, gamma dose rates between 0.13 and 0.17μSv/h were reported. For all other cities reported gamma dose rates were below 0.1μSv/h.

I-131 or Cs-137 is detectable in drinking water, but at levels below 1 Bq/L and in only a few prefectures. As of 20 April, one restriction on drinking water for infants relating to I-131 (100 Bq/L) remains in place for a small scale water supply in a village of the Fukushima prefecture.

Food monitoring data reported by the Japanese Ministry of Health, Labour and Welfare on 20 April covered a total of 103 samples. These samples were taken on 3, 14, 15, 18, 19 and 20 April from nine prefectures (Chiba, Fukushima, Gunma, Ibaraki, Kanagawa, Niigata, Tochigi, Tokyo and Yamagata).

Analytical results for 99 samples of various vegetables, shiitake mushrooms, fruit (strawberries), fish, seafood and unprocessed raw milk indicated that I-131, Cs-134 and Cs-137 were either not detected or had levels below the regulation values set by the Japanese authorities. Four samples of leafy vegetables (Japanese parsley, komatsuna, shinobuhuyuna and spinach) taken on 18 April from Fukushima prefecture had levels above the regulation values set by the Japanese authorities for radioactive caesium.

On 20 April, restrictions were placed on the distribution and consumption of the young of a specific sea fish (sand lance) from the coastal region of Fukushima prefecture. As has been reported previously, sand lance is the only seafood that has been found with I-131, Cs-134 or Cs-137 levels above the regulation values set by the Japanese authorities.

3. Marine Monitoring

TEPCO Seawater Monitoring Programme

TEPCO is conducting a programme for seawater monitoring (by surface sampling) at a number of near-shore and off-shore monitoring locations. Following a directive from NISA, on 16 April TEPCO announced that it will increase the number of sea sampling points from ten to 16. A further four points are to be added at 3 km from the coast and two points are to be added at 8 km from the coast. The new sampling sites are indicated on Map 1: TEPCO Seawater Sampling Locations, on which new points are indicated with green bullets.

On some days, two samples were collected at the same sampling point, a few hours apart, and analysed separately.

Until 3 April a generally decreasing trend in radioactivity was observed at the sampling points TEPCO 1 to TEPCO 4. After the discharge of contaminated water from the plant on 4 April, a temporary increase in radioactivity in sea water was reported. Since 5 April a general downward trend in the concentration of radionuclides in sea water for all TEPCO sampling points has been observed.

On 21 April new data for TEPCO sampling points were reported. For TEPCO 1 - 4 (sampling date 19 April) the values for both I-131 and Cs-137 were below 0.5 kBq/L. For TEPCO 5 - 10 (sampling date 18 April) the values for both I-131 and Cs-137 were below 0.3 kBq/L.

For the six new stations at 3 km off-shore and 8 km off-shore (green bullets in Map 1; sampling date 18 April), I-131 and Cs-137 were not detectable at the two stations 3 km off-shore; for all the other stations the level of I-131 was below 0.3 kBq/L and that of Cs-137 was below 0.4 kBq/L.

Map 1: TEPCO Seawater Sampling Locations:

(画像省略)

MEXT Off-shore Seawater Monitoring Programme

On 21 April new data were reported (sampling date 19 April)for the MEXT 2, 4, 6, 8, 10 and B off-shore seawater sampling locations shown in Map 2: MEXT Seawater Sampling Locations. I-131 was detected only at the location MEXT 6 and the level was below 20Bq/L. Cs-137 was detected at locations MEXT 6 and 8 at a level of below 30 Bq/L.

Map 2: MEXT Seawater Sampling Locations:

(画像省略)

4. IAEA Activities

Georgia and Iceland have also provided monitoring data, in addition to the States that have been mentioned in previous briefs.

On 18 April the IAEA monitoring team finished its radiological monitoring campaign and the team returned to Vienna on 20 April.

原文URL

IAEA:Fukushima Nuclear Accident Update Log:IAEA Briefing on Fukushima Nuclear Accident (21 April 2011, 16:25 UTC)
Facebook:IAEA Briefing on Fukushima Nuclear Accident (21 April 2011, 16:25 UTC)

【theme : 原発事故
【genre : ニュース

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