スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Mapleのexpのグラフがおかしい

数式処理ソフト Maple は、たいていの場合は人間が描くより正確なグラフを表示してくれますが、たまに罠があります。

知人から聞いた具体例ですが、Maple 13 において、

> plot(exp(x), x=0..infinity);  # 指数関数 exp のグラフ

とすると、以下のような、おかしなグラフを表示します。

これは plot コマンドの仕様で、ヘルプ (「plot/infinity - 無限 plots」の項目) には以下のように書かれています。

無限プロットは arctan に近似することで -infinity .. infinity を -1 .. 1 に変換しプロットを得ます。これは f(x) の picture を表示するいい方法です。グラフは x = -infinity と infinity の近くで歪曲していますが、f(x) の特徴に関する多くの情報を含んでいます。

教育上の注意点として、初学者が、自習のときに Maple で指数関数 exp のグラフを表示した際、それが正しいと思い込んでしまい、後々の学習に支障をきたす可能性があります。

また、数学の知識がある人でも、指数関数 exp のようなメジャーな関数ならすぐにおかしいことに気づきますが、もっと複雑な関数でも同様のことが起こった場合には、グラフがおかしいことにその場で気づくことは難しいかもしれません。

数式処理ソフトを利用する際は、コマンドの仕様をきちんと把握することが重要です。また、バグが起こる可能性も考慮し、他の数式処理ソフトの併用や、導関数の計算など裏付をとりながら利用するのが無難です。

【theme : 数学
【genre : 学問・文化・芸術

プロフィール

よしいず

Author:よしいず
MATHEMATICS.PDFというウェブサイトを運営しています。

管理の都合上、トラックバックとコメントはオフにしてあります。ブログ経験者なら分かっていただけると思いますが、スパム(アダルトやその他の宣伝)ばかりなのが現実です。

リンクは自由です。当サイトの記事に対する間違いの指摘・意見・感想などを述べた記事からのリンクは歓迎です。ただし、ブログ記事アップ直後はミスが多く、頻繁に修正します。場合によっては削除する可能性もあります。その際、何も断りもなく修正・削除しますがご了承ください。内容を参考にする場合には投稿後一週間ほど様子を見てからにしてください(笑)。

記事の間違いを指摘するときは、その具体的箇所、理由(仕様に反するなど)・根拠(参考にした文献など)、代替案(同じ結果を得るための正しいやり方)も教えてください。そうしないと、(指摘される側および第三者はその時点では無知の状態なので、)どこが間違いなのか分かりませんし、本当に間違っているのかどうかが判断・検証できません。実際、間違いだと指摘されたことが結局は正しかったというケースもありますので。

このブログのタイトル一覧

リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。