Windows XPにおけるOctaveのセットアップ作業のメモ

数値計算言語 Octave の Windows XP におけるセットアップ手順を自分のためにメモ。

Octave の入手

Octave の動作に必要なファイルは、以下のサイトで配布されています。

Octave-Forge

上記リンク先において、「installers」というリンクをクリックすると、以下のページに移動します。

GNU Octave Repository

ここからファイルが入手できます。現時点 (2012年7月16日) では Octave 3.6.2 が最新です。「Octave 3.6.2 for Windows MinGW installer」のリンクをクリックし、移動した先で次のファイルをダウンロードして入手します。

  • Octave3.6.2_gcc4.6.2_20120609.7z
  • Octave3.6.2_gcc4.6.2_pkgs_20120613.7z
  • README

1 番目のファイルが Octave 本体、2番目のファイルが各種パッケージです。README にはインストール方法等の情報が記されています。

ファイルは 7z 形式で圧縮されています。7z 形式の圧縮ファイルは、以下の解凍ソフトで解凍できます。

7-Zip

Octave のインストール

まず、C ドライブの直下に、インストール先となる Octave フォルダを作成します。

先ほど入手した Octave3.6.2_gcc4.6.2_20120609.7z を適当な場所で解凍し、中身を C:\Octave フォルダの直下にコピーします。ファイルの階層は以下のようになります。

C:
└─Octave
    └─Octave3.6.2_gcc4.6.2
        ├─bin
        ├─doc
        ├─etc
        ├─fig2dev
        ├─gnuplot
        ├─gs
        ├─include
        ├─lib
        ├─libexec
        ├─license
        ├─mingw32
        ├─msys
        ├─pstoedit
        └─share

※ 解凍ソフトをインストールしたときに登録される右クリックメニューの「ここに解凍」を実行すると、中身のファイルがその場に展開されますので、先に作業用フォルダを作成するか、直接 C:\Octave フォルダの中で解凍したほうがよいでしょう。

ファイルの展開が済んだら、環境変数 PATH に C:\Octave\Octave3.6.2_gcc4.6.2\bin を追加します (「システムのプロパティ」→「詳細設定」タブ→「環境変数」ボタン)。

※ README によれば、インストール先フォルダのパスにスペースが混入しないようしたほうがよいらしいです。

対話型インターフェイスの起動と終了

動作確認も兼ねて、対話型インターフェイスの起動と終了の方法をここで説明します。

コマンドプロンプトを起動し、octave コマンドを実行します。

> octave

すると、Octave を使用するための対話型のコマンドラインインターフェイスが起動します。

※ 毎回、起動には多少時間がかかります。

対話型インターフェイスを終了するには、exit コマンドを使用します。

octave:1> exit

※ ウィンドウの右上の終了ボタン (×ボタン) をクリックすると異常終了するので、終了の際には exit コマンドを使用したほうがよいと思われます。

各種パッケージのインストール

先ほど入手した Octave3.6.2_gcc4.6.2_pkgs_20120613.7z を適当な場所で解凍し、中身を C:\Octave フォルダの直下に (上書き) コピーします。

※ 解凍ソフトをインストールしたときに登録される右クリックメニューの「ここに解凍」を実行すると、中身のファイルがその場に展開されますので、先に作業用フォルダを作成するか、直接 C:\Octave フォルダの中で解凍したほうがよいでしょう。

ファイルの展開が終わったら、パッケージのリビルドを行います。コマンドプロンプトで octave コマンドを実行し、対話型インターフェイスを起動します。そのあと、以下のようにコマンドを実行します。

octave:1> pkg rebuild -auto
skipping line
skipping line
skipping line
octave:2> pkg rebuild -noauto ad windows
octave:3> pkg rebuild -noauto nan % shadows many statistics functions
octave:4> pkg rebuild -noauto gsl % shadows some core functions
octave:5> pkg rebuild -auto java
octave:6>

以上で、Octave のインストールは完了です。

対話型インターフェイス起動時に表示される警告メッセージについて

パッケージのインストール以降、起動時に毎回、

warning: gmsh does not seem to be present some functionalities will be disabled
warning: dx does not seem to be present some functionalities will be disabled
warning: function C:\Octave\Octave3.6.2_gcc4.6.2\share\octave\packages\statistics-1.1.3\fstat.m shadows a core library function

なる警告メッセージが表示されるようになります。

README によれば、

Upon launching, some warnings may be displayed. These warnings can be ignored.

とあり、無視しても大丈夫なようです。

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