Windows XPにおけるOctaveスクリプトの実行手順

数値計算言語 Octave のスクリプトを Windows XP において実行する手順についてのメモ。Octave 3.6.2 で動作確認。

Octave スクリプト

Octave スクリプトのファイルはテキストファイルであり、拡張子は「.m」です。その中身は、対話型インターフェイス上で入力するコマンドを書き下したような感じのものです。

以下は、画面に文字列を出力するスクリプトの例です。

printf("Hello, Octave!\n");

Octave スクリプトの対話型インターフェイス上での実行

まず、コマンドプロンプトで octave コマンドを実行し、対話型インターフェイスを起動します。

> octave

※ あらかじめ環境変数 PATH に C:\Octave\Octave3.6.2_gcc4.6.2\bin (octave.exe のある場所) を追加しておく必要があります。

対話型インターフェイスにおいてファイルの読み込み/書き出しを行う際のカレントディレクトリを確認するには、pwd コマンドを使います。

octave:1> pwd
ans = C:\Documents and Settings\user

カレントディレクトリの移動は、cd コマンドを用います。

octave:2> cd c:\
octave:3> pwd
ans = C:\ 

ls コマンドで、カレントディレクトリ内のファイルを一覧表示することができます。

octave:4> ls

スクリプトファイル (拡張子「.m」) をカレントディレクトリに置いておくと、ファイル名 (拡張子は不要) を指定すれば、スクリプトが実行されます。

octave:5> myscript

今の場合、C:\myscript.m の内容が実行されます。

※ あらかじめ環境変数 PATH に C:\Octave\Octave3.6.2_gcc4.6.2\bin (octave.exe のある場所) を追加しておく必要があります。そうしないとエラーが出ます。

Octave スクリプト特有の注意点

Octave スクリプトに特有の注意点として、function コマンドから開始してはいけないというものがあります。Octave では、function コマンドから始まるものを関数ファイル (function file) とみなします。例えば、以下のような、常微分方程式を数値的に解くスクリプトを実行しようとするとエラーになります。

# 微分方程式 dx/dt = x
function xdot = f(x, t)
  xdot = x;
endfunction

# 初期値
x0 = 1;

# 計算範囲の指定
t = linspace(0, 5, 100);

# 数値的に積分する
y = lsode("f", x0, t);

# グラフに描画する
plot(y)

エラーを回避するには、以下のように、先頭に「1;」を追加します。

# 関数ファイルとみなされないようにする
1;

# 微分方程式 dx/dt = x
function xdot = f(x, t)
  xdot = x;
endfunction

# 初期値
x0 = 1;

# 計算範囲の指定
t = linspace(0, 5, 100);

# 数値的に積分する
y = lsode("f", x0, t);

# グラフに描画する
plot(y)

参考 URL

GNU Octave:Script Files

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