WD10EADS が低速病に!?

Windows XP マシンにデータ用の内蔵ドライブとして使用していた Western Digital WD10EADS (3.5inch/1TB/SATA300) の転送速度が、最近になって突然低下した。

症状

Windows XP マシンにおいて、いくつかの Linux OS のインストール DVD の ISO イメージ (1.0 GB 以上 4.7 GB 未満) を外付 USB HDD (USB 3.0 対応) から Fire File Copy (v.4.9.1) というファイルコピー高速化ツールで Windows XP マシンに内蔵の WD10EADS にコピーすると、Fire File Copy 上で表示される転送速度が 4.0 MB/s だった。普段は 12.0 MB/s 前後の転送速度である。

表示される転送速度が誤表示である可能性を排除するため、(ISO イメージのファイルサイズ)÷(コピーにかかった秒数) を計算してみたが、概ね 4.0 MB/s に近い値だった。

Fire File Copy の不具合の可能性を排除するため、Fast Copy という Fire File Copy 以外のツールでもファイルコピーを試したが、同程度の転送速度だった。

逆に、Windows XP マシンに内蔵の WD10EADS から外付 USB HDD (USB 3.0 対応) へのコピーも、転送速度が 4.0 MB/s だった。普段なら 50.0 MB/s 以上の転送速度である。

つまり、読み書きの両方において、転送速度が異常に低下している。

低速病と PIO 病

Western Digital 製 HDD の「低速病」は、型番 WD**EADS/WD**EARS の HDD 製品において転送速度が異常に低下する不具合である。新品に限らず、最初は正常でもしばらく経ってから発症する場合もある。

miyalog:WD Caviar Green WD15EADS の低速病が起こったり直ったり

一方、HDD の転送速度が異常に低下する不具合の一つとして「PIO 病」が知られている。これは、Windows OS において、アクセスエラーの累積回数が一定値を超えると、IDE デバイスのデータ転送モードが本来の DMA モードから低速な PIO モードに変更されてしまうことが原因で起こる。

SATA HDD なのに PIO 病が発生することを疑問に思った人がいるかもしれない。それについては、以下のブログ記事が詳しい。

Web Memo.SE:Windows7+SATA HDDでもPIO病は発生する

PIO 病は HDD メーカーとは無関係、すなわち Western Digital 製以外の HDD でも起こりうる。

低速病は Western Digital 製 HDD 特有のものであり、PIO 病は Windows OS によるものなので、両者は全く別物である。ただ、Windows マシンに内蔵された Western Digital 製 HDD において転送速度の低下が発生したとき、その症状だけで低速病なのか PIO 病なのかを断定することは難しいかもしれない。

今回は PIO 病だった

デバイスマネージャーを開き、「IDE ATA/ATAPIコントローラ」の「プライマリ IDE チャンネル」を右クリックし、プロパティを選択して「詳細設定」タブを開いたら、「現在の転送モード」が PIO モードになっていた。

以下のブログ記事に書かれている方法で解決。

*hiro* の Stay hungry.Stay foolish:PIO病とは?~症状と対応~

概略は以下のとおり:何らかの理由で PIO モードになってしまった「プライマリ IDE チャンネル」をデバイスマネージャーで削除したのち、マシンを再起動して「プライマリ IDE チャンネル」を再認識させる。

データをバックアップして、しばらく様子を見ることに。

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