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Windows 8.1 における TeX Live 2015 のセットアップ作業のメモ

Windows 8.1 に TeX Live 2015 をネットワーク経由でインストールする手順を自分のためにメモ。

最初に

管理者アカウントでサインインします。デスクトップ画面で作業を行います。

他の古い TeX が既にインストールされている場合には、アンインストールすることをおすすめします。

C ドライブの直下に作業用のフォルダを作成します。ここでは、「temp」という名前にします。

Network Based Installer の入手

TUG (TeX Users Group) のウェブサイトもしくはミラーサイトから、install-tl.zip をダウンロードします。ここでは、AIRnet の Ring サーバ (ミラーサイトの 1 つ) から入手することにします。

http://ring.airnet.ne.jp/pub/text/CTAN/systems/texlive/tlnet/

※ ミラーサイトの一覧は TeXWiki (このブログ記事の下段の参考 URL) にあります。

ダウンロードが完了したら、当該 zip ファイル (install-tl.zip) を先ほど作成した C:\temp に移動します。

インストール

install-tl.zip を同じフォルダ (C:\temp) 内に解凍します。すると、「install-tl-20150613」のような名前のフォルダができあがります。

コマンドプロンプト (管理者) を起動 (スタートボタンを右クリックし、メニューから「コマンドプロンプト (管理者) 」を選択) し、以下のコマンドを入力します:

> cd C:\temp\install-tl-20150613
> install-tl-windows.bat -no-gui --repository http://ring.airnet.ne.jp/pub/text/CTAN/systems/texlive/tlnet/

※ リポジトリとして AIRnet の Ring サーバ (ミラーサイトの 1 つ) を指定しています。
※ --repository オプションを省略すると、ミラーサイトが自動的に選択される模様。

すると、以下のように表示されます:

======================> TeX Live installation procedure <=====================

======>   Letters/digits in <angle brackets> indicate   <=======
======>   menu items for commands or options            <=======

 Detected platform: Windows

 <B> binary platforms: 1 out of 19

 <S> set installation scheme (scheme-full)

 <C> customizing installation collections
     48 collections out of 48, disk space required: 4143 MB

 <D> directories:
   TEXDIR (the main TeX directory):
     C:/texlive/2015
   TEXMFLOCAL (directory for site-wide local files):
     C:/texlive/texmf-local
   TEXMFSYSVAR (directory for variable and automatically generated data):
     C:/texlive/2015/texmf-var
   TEXMFSYSCONFIG (directory for local config):
     C:/texlive/2015/texmf-config
   TEXMFVAR (personal directory for variable and automatically generated data):
     ~/.texlive2015/texmf-var
   TEXMFCONFIG (personal directory for local config):
     ~/.texlive2015/texmf-config
   TEXMFHOME (directory for user-specific files):
     ~/texmf

 <O> options:
   [ ] use letter size instead of A4 by default
   [X] allow execution of restricted list of programs via \write18
   [X] create all format files
   [X] install macro/font doc tree
   [X] install macro/font source tree
   [X] adjust search path
   [X] add menu items, shortcuts, etc.
   [1] update file associations
   [X] make installation available to all users
   [X] install TeXworks front end

 <V> set up for portable installation

Actions:
 <I> start installation to hard disk
 <H> help
 <Q> quit

Enter command:

「I」を入力するとインストールが開始されます。

完了まで、だいたい 1 ~ 2 時間程度かかります (実際にどのくらいの時間がかかるかは、ネットワーク環境やパソコンの性能に依存します)。

インストールが完了すると、次のように表示されます:

 See
   C:/texlive/2015/index.html
 for links to documentation.  The TeX Live web site
 contains updates and corrections: http://tug.org/texlive.

 TeX Live is a joint project of the TeX user groups around the world;
 please consider supporting it by joining the group best for you. The
 list of user groups is on the web at http://tug.org/usergroups.html.

 Welcome to TeX Live!

Logfile: C:/texlive/2015/install-tl.log

TeX Live は C:\texlive にインストールされます。また、アプリビューに「TeX Live 2015」が追加され、システム環境変数の Path に「C:\texlive\2015\bin\win32」が追加されます。

プロキシの設定方法

コマンドプロンプト起動後、install-tl.bat を実行する前に、set コマンドを実行して 2 つの環境変数 http_proxy、ftp_proxy の値を設定します:

set http_proxy=[ホスト名またはIPアドレス]:[ポート番号]
set ftp_proxy=[ホスト名またはIPアドレス]:[ポート番号]

※ set コマンドによる環境変数の設定は、コマンドプロンプトが開かれている間だけ有効です。

推測ですが、必要なファイルをダウンロードする際、裏方で動いている wget (を Windows に移植したもの) が 2 つの環境変数 http_proxy、ftp_proxy の値を参照するものと思われます。

動作確認

コマンドプロンプトを exit コマンドでいったん終了し、再び起動します (そうすると、コマンドプロンプトにおいて Path の設定が有効になります)。

試しに、以下のコマンドを実行してみます:

> platex -v

platex のバージョンが表示されれば、インストールは成功です:

> platex -v
e-pTeX 3.14159265-p3.6-141210-2.6 (sjis) (TeX Live 2015/W32TeX)
kpathsea version 6.2.1
ptexenc version 1.3.3
Copyright 2015 D.E. Knuth.
There is NO warranty.  Redistribution of this software is
covered by the terms of both the e-pTeX copyright and
the Lesser GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file
named COPYING and the e-pTeX source.
Primary author of e-pTeX: Peter Breitenlohner.

インストールの成功が確認できたら、C:\temp フォルダを削除します。これでセットアップ作業は終了です。

アップデート

TeX Live をネットワーク経由で最新の状態にアップデートするには、コマンドプロンプトにおいて以下のコマンドを入力します。

> tlmgr update --self --all

アップデート中はコマンドプロンプトを終了させないでください。

プロキシの設定方法

インストールのところの説明と同様です。

アンインストール

この項目は、何らかの事情でアンインストールする必要が生じたときのための説明です。

Windows 8.1 上にインストールされた TeX Live 2015 は、Windows における通常のアンインストール方法でアンインストールします。すなわち、[コントロールパネル]→[プログラムのアンインストール] で「TeX Live 2015」を選択すると、上のほうに「アンインストールと変更」が出現するので、それをクリックします。

アンインストール実行後も、C:\texlive フォルダ内に残骸があるので、C:\texlive フォルダごと削除します (複数のバージョンをインストールしていない場合)。

補足

2015 年 6 月 15 日の時点で、以下のレジストリキーがアンインストール時に削除されずに残ります:

  • HKEY_CLASSES_ROOT\TL.bitmap2eps.convert.2015
  • HKEY_CLASSES_ROOT\TL.DVIOUT.view.2015
  • HKEY_CLASSES_ROOT\TL.PSView.view.2015
  • HKEY_CLASSES_ROOT\TL.TeXworks.edit.2015

これらのキーは、例えばレジストリエディタ (regedit) を使用するなどして手動で削除する必要があります。

参考 URL

TeX Wiki:TeX Live

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TeX Live 2015 に関する記事 まとめ

【theme : プログラミング
【genre : コンピュータ

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